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生後3~6ヶ月の赤ちゃん歯科

この時期では、離乳食の時期や発育段階に関してお話していきます。

今回はボリュームがある内容ですが 健康になるお子様に育てる為に重要な時期です。

ここでの内容はご家族の間で協力しあいながら

ひとつずつしっかりと抑えておきましょう!

  • 発達の飛び越え禁止!?
  • 首がすわる → 自座位
  • ハイハイをすると視力も良くなる!?
  • 歯固めとは?
  • 離乳食の正しい開始時期とは!?
  • 食後はやっぱり歯磨き!
  • スプーントレーニング
  • まとめ

詳しくは、生後0~3か月の赤ちゃん歯科を是非 参照ください!

発育の飛び越え禁止!?

最初にもお伝えしましたが、発達には順番があり、

ひとつ前の発達は、次の発達の為の準備、練習ですので、

発達の飛び越えになるようなことは避けましょう。

ですので、座らせたり、立たせたり、歩かせたりする練習は必要ありません。

自分で寝返りをさせ、自分で立たせるようにしましょう。

首がすわる → 自座位

首がすわるようになると、「あー」「うー」など喃語を話し始めます。

そして仰向けでお腹側を動かし、寝返りができるようになります。

うつ伏せで首の筋肉アップをして、ハイハイの準備段階です。

少しずつうつ伏せ時間が長くなると良いのですが、絶対に目を離さないように気をつけてください。

うつ伏せができるようになると、背中側を動かし始め、

お腹側と背中側の筋力の両方が整った時に自分で座れるようになります。

ハイハイをすると視力も良くなる?!

うつ伏せ、ハイハイの期間が短く、すぐに立つようになった子は、

お口ポカンや口呼吸をしやすく、近視になりやすいと考えられています!

たっぷりハイハイした子は、口をしっかり閉じ鼻呼吸しやすくなります。

写真を見てみましょう。

下から仰ぎ見た方が、物の立体感があり多くの情報が目から入ってきます。

上から見下ろした方を見てみましょう。

先程の仰ぎ見る方より立体感が少なくなります。

また、仰ぎ見る行為は目を上に向ける筋力も使うため、視力低下の予防となります。

さらに、「見下ろす」ということは首が肩より前に出ることとなるため

姿勢が悪くなり、口もポカンと開きやすくなってしまいます。

つまり、ハイハイの期間をたっぷり取ることで以下の良い事が得られます。

  • 鼻呼吸ができる
  • 視力低下の予防
  • 姿勢の維持
  • 歯並びが良くなる
  • 虫歯・歯周病にかかりにくくなる

他にも、鼻で深く呼吸することができることで、脳に十分な酸素が行き渡るため

脳の発達も十分となります。

ハイハイが少ない場合は、四つ這いの姿勢を取らせるようにしてみましょう。

オムツを交換する時や、歯磨きの仕上げ磨きの時など、

自分で寝返りをさせて自分で立たせることで四つ這いの姿勢が取ることができます。

歯固めとは

歯固めとは、歯が生え始める前 赤ちゃんは口の中がむず痒いような感覚になり

タオルやおもちゃなどをくわえ始めます。

歯固めの期間では、タオルやおもちゃの代わりになる

繊維の多い噛み切れない野菜などで捕食の練習をしましょう。

勿論、おもちゃなどでの歯固めも良いですが、生・茹で・蒸し繊維野菜の心の部分を切らずに、

そのままの大きさで歯固めとして使用するのもおすすめです。

口を動かすことによって出た唾液を、口を閉じてごくんと飲み込む練習にもなりますし、

よく噛むことへの予行練習にもなります。

さらに、野菜の甘味を知ることで味覚が豊かなお子様になることが期待できます。

 

ただし、捕食とは本来危険を伴う行為です。

子どもから絶対目を離さないこと、

野菜は歯固めなので、絶対食べさせないこと、

子どもの口より小さいものは誤って飲み込むので絶対危険であるということを

忘れないでください。

離乳食の正しい開始時期とは?

それではここで問題です!

いつから離乳食を開始するでしょうか?

  1. 5か月
  2. 6か月
  3. 支えなく自分1人で座れるようになったら

 

 そもそも、離乳食の目的は食べさせることではなく、

食事学(甘い物以外の味を覚えるため)や予防医療の土台形成であり、

口腔機能を獲得する機会なのです。

ここでは固形物を食べられる口づくりが大切になってきます。

固形物を飲み込むには体幹の安定が必要です。

食事の時の体幹の安定とは、自分で座れるかどうかなので、

誤嚥を防ぐためには自分で座ることができることが大切です。

自分で座れる前では、腸の消化機能が未熟で、食べた物が感染に消化・吸収されるとは限りません。

未消化のタンパク質によりアレルギー反応を起こすとも考えられています。

 

そう。正解は、「③支えなく自分1人で座れるようになったら」です^^

 

離乳食は、自分で座れるようになったら、食べ物に興味やよだれが出てきたら始めましょう。

食べさせる時は、基本的には手づかみ食べ足の裏をしっかり床につけた状態で食べさせるようにしましょう。

足裏をしっかりつけることで、よく噛んで、しっかり飲むこむことができます。

床に座ってご飯を食べる時は、正座もしくは足を伸ばしてご飯を食べましょう。

食後はやっぱり歯磨き!

離乳食を始めたら、お口のケアも必要になると思われるかもしれません。

最初は食事と一緒に歯ブラシを置いておくなどして、歯ブラシに慣れ、咥えるだけでも大丈夫です。

 

不安に思われるかもしれませんが、口の中はとても敏感な器官です。

突然、よくわからない物体が口の中を動き回ると違和感があり、嫌がります。

しばらくの間は、歯ブラシに慣れることで歯磨き嫌いな子にならないようにすることが重要です。

歯ブラシを口に入れてご家族の方々の歯磨きの真似っこができたら大いに褒めてあげましょう!

 

★離乳食、歯ブラシ練習は、どちらも危険を伴う行為なので

 ご家族の皆さんで決して目を離さないようにしてくださいね

スプーントレーニング

人は食事の際も呼吸をコントロールしています。

  • 食べ物を口に近づける→息を吸う
  • 口に接触する→息を止める
  • 口から遠ざかる→息を吐く

急ぐ気持ちもわかりますが、保護者の方のペースで与えるのではなく、

しっかりごくんと飲み込んでから次の一口を口元に近づけてあげるようにしましょう。

スプーンで離乳食をあげることで、上唇をたくさん使うことができます。

そうすることによって上あごの成長を促すことができ

  • 歯並びが良くなる
  • 口呼吸予防
  • 山型唇の予防 などを期待することができます。

 

!!離乳食の時のスプーンを使う時のポイント!!

  • 下唇の上にスプーンを置き、スプーンは動かさない
  • 上唇が閉じるまでスプーンを動かさない
  • 上から見下ろすようにスプーンをもっていかない
  • スプーンを抜く時に、上唇にこすりつけるようにしてスプーンを引き抜かない

捕食を育てる意味でも、できるだけ自分で筋肉を動かすことが大切です。

まとめ

前回よりもかなりボリュームが多くなりましたが、

ひとつずつゆっくり理解して実行していただければと思います^^

離乳食の開始時期などに関しては、ご家族やご親戚などのご理解も必要になるかと思いますので

 

「ご家族の理解が得られない」

「我が子の場合はどうしたら…」などの不安なことや

わからないことは当院のスタッフにご相談ください!

お子さまのころから始める矯正治療で、歯を抜かない、負担の少ない小児矯正治療も可能です。

咬み合わせを整えることで、お口の中から健康に!見た目を重視した美容矯正も行っています。

当院で受けることのできる矯正治療の種類、金額や治療ごとの特徴は、こちらからご覧になれます。

矯正治療を受けられる際の流れをご紹介しています。当院の治療の進め方についてご確認いただけます。

院内の設備などをご紹介。受付や待合室、診療室など、院内の雰囲気を見ていただくことができます。

当院の矯正治療について、患者さまからよくいただくご質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。

医療法人健誠会
増田歯科・矯正歯科
理事長・院長

増田智基

監修歯科医師

【院長略歴】

1978年 大阪生まれ、大阪育ち B型

2003年 大阪歯科大学卒業

在学中はヨット部主将を経験

2003年 医療法人 徳真会にて勤務

分院長を5年間歴任

2010年 増田歯科医院 継承

2015年 増田歯科・矯正歯科 開院

2020年 医療法人健誠会 法人化 開院

 

【所属学会など】

・国際口腔インプラント学会 認定医

・日本成人矯正学会

・日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医

・日本一般臨床矯正研究会

・SJCD

・日本咬合育成学会

・COKI(古希の会)

・GPO

・インビザラインプラチナプロバイダー

 

【受講セミナー】

・日本一般臨床床矯正研究会(4日間コース、フィニッシングコース、アドバンスコース、3Dコース)

・GPO矯正レギュラーコース、アドバンスコース

・顎顔面矯正セミナー

・咬合育成コース(小児)

・CDTC

・筒井塾咬合療法コース

・OSIインプラントアドバンスコース

・修練会診断ベーシックコース

・名古屋歯周補綴コース

など

当院では矯正歯科治療でお悩みの方へ無料矯正相談を行っています。お電話かWEB予約よりお気軽にご連絡ください。

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